2004-05-08 [J]
■ とりあえず
LANが何故か構築できなかったりはするのですが、なんとか仕事が出来る体裁だけ整え、コミックスの原稿の方は終わりまちた。
何もなければオークスの夢雅コミックスから、6月に新刊がでると思われます。タイトルは「妹H」です。18歳以上の方、どうか購入の方よろしくです〜〜。
■ 「増加・凶悪化していない犯罪」関連ネタ
正しい知識を身につけましょう。
という事で、参考記事として是非ともお読みください。
オピニオン「論」 犯罪統計と治安 浜井浩一・龍谷大法学部教授
犯罪が激増し、凶悪化する一方、検挙率はガタ落ち。世界一を誇っていた日本の「安全神話」は崩壊した、といわれる。だが、法務省時代に欧米に派遣され犯罪学を研究する一方、刑務所で受刑者と面接して犯罪統計を洗い直した経験から、浜井浩一・龍谷大学法学部教授は「犯罪はそれほど増えていない。凶悪化もしていない」と真っ向から否定、「むしろ刑務所が福祉施設化しているのが問題だ」と主張する。
[ユニバーサロン クリッピングより引用]
治安の悪化は本当か?――つくられたモラルパニック
(中略)
窃盗の認知件数が上がって、徐々に検挙率が落ちている節目は、警察の方針が変わったときだ(図2)。昭和61年に就任した刑事畑出身の金沢警察庁長官が、従来の「検挙率維持」という指示を転換して「重要犯罪対策に精力を注ぐべきだ」と指示した。これによって、昭和63年あたりから検挙率が落ち始める。平成4年の時点では、公安畑の木口長官が「検挙率は治安のバロメーターだ、頑張れ」と指示したので、短い時期だがいったん検挙率が上っている。このように検挙率・認知件数は、警察の政策によって動いているのである。
注意してもらいたいのは、窃盗犯の検挙人数が減っていないのに、検挙件数が減っているということだ(図3)。平成11年の桶川ストーカー事件をきっかけとして、被害者の申し出にきちんと対応しろという指示がだされた。これによって、警察のとりあげる事件数が急増し、警察が忙しくなり検挙者の余罪調査をおこなわなくなった。検挙人数は落ちていないのに検挙件数が落ちたのはそのためだ。普通は、最低でも1人の窃盗犯が20件、うまい人なら100件くらいはやっている。だから、窃盗犯の検挙率の低下が全体の検挙率の低下に激しく影響している。
[「NO!監視」ニュース第6号より引用]