2005-12-12 [J]
■ 小学生殺人統計とグラフ
小学生殺人統計とグラフ
殺される小学生の数は、1990年以前と比べて人口比でもかなり減少したまま安定しているのがわかります。小学生数が現在より4割多かった70年代は100人、6割多かった80年代は70人も殺害されてたのに、いまでは26人ですから。
赤ちゃん殺しもますます減って、1970年代の1/10近くになっています。
ただ、小学校就学前児童の殺害数だけは、2003年の39人から2004年は60人と、はっきりと増加しました。2002年2003年の極端に低かった2年を外すとそれほど大きな増加ではありませんが、90年以前のレベルに戻っています。
日頃、統計をゆがませるトリックをつかってまで治安の悪化を喧伝するマスコミが、これだけ確実な増加を大きく報道しないのはおかしな話です。私が報道を見逃しているだけかもしれませんが。
小学校就学前児童の傷害致死は、2003年16人、2003年14人、2004年17人とほぼ一定で、傷害致死を殺人に分類するようになったということでもなさそうです。
しかし、過去30年間50件前後で安定していた小学校就学前児童への傷害が、2000年から急に100件を越えるようになって高止まりするようになりましたので、最近の児童虐待取り締まり強化の傾向から、これまで傷害で処理していたものを殺人未遂として立件するようになったということはあるかもしれません。
ちなみに、警察の犯罪統計はすべて未遂を含んだ数値です。
まあ、1年だけの数値では増加に転じたのかどうかまだなんとも言えません。まだまだ80年代以前よりは大幅に少ないままですし。
[少年犯罪データベースドア(2005年12月11日)より引用]
時間が無いので、取り急ぎメモ引用のみ。
取り合えず『殺される小学生の数は、1990年以前と比べて人口比でもかなり減少したまま安定しているのがわかります。小学生数が現在より4割多かった70年代は100人、6割多かった80年代は70人も殺害されてたのに、いまでは26人ですから』と言う事らしいです。
詳しくは、少年犯罪データベースドアをご覧下さい。
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