2003-11-08 [J]
■ 取り合えず
東京都健全育成条例改正について、
第25期東京都青少年問題協議会委員(議会関係者)の、何人かの方
に、個人として意見を送りました。
あと、皆さんの意見の足しとする為に、思いつきではありますが東京都健全育成条例改正の要点(有害図書規制部分のみ)を、さっくりと並べてみますです。
・規制緩和が時代の潮流であり、規制強化は時代に逆行している。
・出版社の9割が集中する東京都による図書規制は、事実上日本全体の規制となる。
・規制を強化しなければならないという理論は、学術的根拠に乏しい。
・規制強化は特定の業種に甚大な影響を与える為、学術的な根拠が乏しい状態での規制は公平性に欠ける。
・現在の規制でも、多くの雑誌や書籍がコンビニで買えなくくなったり廃刊に追い込まれている。
・有害か否かを量的に判断する包括指定制度は、有害でないものさえ機械的に有害としてしまう恐れがある。
・緊急指定制度は、答申を経ない為、担当職員の主観による恣意的な判断となってしまう。
・過度のゾーニングは、日本特有のコンテンツ産業の未来にとってマイナスである。
・健全育成に有効なのは、メディアリテラシー教育である。
・過度のゾーニングは、青少年に対する過干渉であり、むしろ青少年の自立を妨げる。
・都民のみならず国民全体にとって、非常に重大な問題なので、審議は「先ず規制ありき」ではない、慎重かつ開かれた審議とする必要がある。
と言う訳で、皆さんも意見を送ってくださいませませ。