2004-04-10 [J]
■ イラク3邦人人質事件について
既に様々な場所で話題になっているイラク3邦人人質事件について少しだけ……
3人共に覚悟の行動ではあったと思いますが、いざこのような事態が起こると、やはりやり切れない気分になります。
だからといって、自衛隊の撤退を「今このタイミング」でやるのはテロ対策としては明らかに間違っており、「自衛隊は復興支援を行なう為にイラク入りした」という事を全面に打ち出し、自衛隊撤退を拒否した福田官房長官の初日の対応は悪くなかったと思います。
只、犯人はテロリストであると同時に人質犯でもあり、人質犯に対する政府の対応としては「上手くない」と言わざるを得ません。
人質犯に対しては「人質が自分たちと同じ人間である」事を意識させるようにしむけたり、「情に訴える」必要が在るのですが、それらのアタリマエの事を熱心にやろうとしている気配はなく、逆に、小泉首相などは「テロに屈してはいけない」等と人質犯の神経を逆撫でをし、彼等に「ジハード」を行なわせようとしていような気が致します。
とにかく、3人が無事解放されることを心から願います。