2007-07-25 [J]
■ 外圧が高まってきますた
条約なので、対抗するのはちとキビシイかも。
欧州評議会が子どもの性的搾取、性的虐待からの保護に関する条約を採択
07年7月17日、欧州評議会は、「子どもの性的搾取および性的虐待からの保護に関する条約」を採択しました。この条約は、子どもの買春、ポルノグラフィの性的搾取だけではなく、包括的に性的虐待に関して、性的虐待の犯罪化、防止措置や、被害者の子どもの待遇などを規定しています。
性的虐待の犯罪化には、締約国の国内法で定められる同意年齢に達しない子どもに対する性行為、18歳未満の子どもに対する、強制、暴力や、家族を含む、子どもの信頼や影響力を持つ立場などを利用した性行為などを犯罪とする法的措置をとることをはじめ、子ども買春、ポルノグラフィに関する行為の犯罪化を規定しています。
(経由:奥村徹弁護士の見解 2007/07/22)
[ヒューライツ大阪より引用]
ここで言う「ポルノグラフィ」にはロリエロマンガも含まれるっぽい。ただし──
ポルノグラフィに関して、制作、所持について、実際に存在しない子どものイメージだけでできているもの、同意年齢に達している子どもの同意のもとに、自分たちの個人的利用のためであるものについてのみ、また子どもポルノグラフィと知って情報技術を通してアクセスすることの犯罪化ついて留保が認められます。
[ヒューライツ大阪より引用]
──とあるように、『実際に存在しない子どものイメージだけでできているもの』には、留保が認められてますので、日本としては、なんとか留保をしてほしい所。
留保してぇぇぇぇぇぇ。
実在児童ポルノの単純所持につついては、留保が認められていません。日本での単純所持規制導入は避けられない情勢かも。
【2010年8月18日追記】
欧州評議会は200本を超える条約を作成していますが、そのうち日本が批准しているのは「刑を言い渡された者の移送に関する条約」のたった一本だけです。
〔……〕
欧州評議会が条約を作ったからと言って日本がそれを批准しなければならないという主張に道理はありません。
[Запретная Зона 欧州評議会の「子どもの性的搾取および性的虐待からの保護に関する条約」を日本が批准しなければならない理由はない。より引用]
ということなので、欧州評議会の条約に批准する必要はなさそうデス。