2011-08-03 [J]
■ 「規制するものと解釈してはならない」
児童ポルノ法:「有償かつ反復」の取得を処罰化 民主党案
民主党の児童ポルノ法検討ワーキングチーム(WT)は2日、児童買春・児童ポルノ禁止法の改正案をまとめた。個人的に所持する目的でも、お金を払って繰り返し入手する「有償かつ反復して取得」の場合は「単純所持」と区別し、「1年以下の懲役または100万円以下の罰金」の罰則対象とすることが柱。週内にも議員立法で衆議院に提出する。同党は同法改正案を提出済みの自民、公明両党と修正協議に入る。
同法改正を巡っては、売却などを目的としない単純所持を違法とし、処罰対象とするかどうかが焦点だ。自公案は処罰対象としているが、民主党内には「捜査権の乱用につながる」との懸念が根強くあり、単純所持と区別して、お金を払って得た場合に処罰対象とすることで落ち着いた。
また、実在しない子どもを性的に描いたアニメ・漫画などについては、「表現の自由」に抵触するとの懸念があることから「規制するものと解釈してはならない」との条文を追加し、規制の対象外であることを明記した。
[毎日jp(2011年8月2日 19時41分)より引用]
非実在ロリエロ創作物について『規制するものと解釈してはならない』との条文を追加したのはとてもイイと思います。
所持罪に比べると、遡及性の無い取得罪の方がイイのは確かですが、被害児童年齢識別問題もあるので、(この前の京都府案の様に)被害児童の年齢も考慮に入れた方がより良いと思います(「有償かつ反復」で、ある程度はかわせるとは思いますが)。
とはいえ、別記事に『民主案と自公案の考えには隔たりが大きく、8月末までの今国会中の合意は難しそうだ』とあるように、「また廃案」となりそうな気がしますが。