2006-09-30 [J]
■ 毎日新聞のこの社説を書いた人は
うんこ。
宮崎事件の判決が出たときもうんこみたいなこと言ってたけど、また言ってます。というか逝っちゃってます。
従来は再犯率が高いにもかかわらず、性犯罪歴のある人物の動向を、捜査機関すら把握できなかった。被告の逮捕後、性犯罪者の出所情報を法務省が警察庁に提供する制度が生まれ、昨年6月から運用が始まった。
警察庁によると、1年間で169人の情報提供を受けた。このうち12人が再び事件を起こして検挙され、3人は性犯罪だった。出所者情報が活用され、検挙につながった例も2件ある。
[毎日新聞 2006年9月28日 社説より引用]
とまぁ、記事ではまたしても『再犯率が高い』とか断定しちゃってますけど……そうなん?
169人中3人が性犯罪を犯した訳だからこの段階での再犯率は1.78%で、決して高いとは言えない*1筈なんだけど? 6月22日の警察庁のまとめでも、警察庁が「(再犯率1.3%は)さほど高くない」とか言ってるらしいし。『性犯罪の中で最も再犯率が高い』とされた法務省の調査*2でも再犯率は23%位だった訳だし。
てか、毎日新聞の社会部の記者は再犯率の概念が分かってない人たちだから、仕方が無いのかな?
しかし……
被告は高校時代に幼児性愛がテーマのアダルトアニメを見て刺激を受け、関心を持つようになったとされる。今回の事件でも誘拐の前に、「アニメのわいせつビデオを思い出して、無性にその主人公と同じようなことをしてやろうと思った」と捜査段階で供述しているのだ。
[毎日新聞 2006年9月28日 社説より引用]
公判中の態度や取調べ中の発言や創に寄せた手記などから、小林被告の発言がグダグダなのがわかりきってる筈なのに、捜査段階での「アニメのわいせつビデオを思い出して、無性にその主人公と同じようなことをしてやろうと思った」との供述は鵜呑みにしちゃうんですか?
んで、そんな犯罪者の言い訳を鵜呑みにした挙句……
幼児性愛を助長するビデオやアニメなどは、容易に入手できる。犯罪を誘発しかねない状況がまん延していると言ってもいい。それを許してきた社会の風潮にも問題があることを、国民全体が自覚しなければなるまい。
被告の弁護人は即日控訴した。広島市での女児殺害事件の控訴審とともに、同種凶悪事件の裁判が続く。再発防止のためには司法の場での判断とは別に、異常な犯罪を根絶するという何よりも固い意思をもって社会全体を変えていく信念が必要だ。
[毎日新聞 2006年9月28日 社説より引用]
とか、いっちゃうんですか?
そんな事に信念を持つ前に、「異常な記事を根絶するという何よりも固い意思をもって社会部を変えていく信念」を持ってくださいです。
いや、まじで。