2010-11-20 [J]
■ 件の都条例をさらに改悪?
性描写漫画の販売規制、都が再提案へ 対象を限定
〔……〕
改正案を巡っては、規制の対象があいまいで表現の自由を侵す恐れがあるとして、6月の都議会で否決された。今回は内容を修正し、規制する対象を「法律に違反した性行為」などに限定した。
今回の改正案には6月に反対した都議会第1党の民主党内にも賛成する声があり、可決される可能性がある。
新たな改正案では、強姦(ごうかん)など刑法に触れるような性行為や、近親相姦など著しく社会規範に反する性行為を「不当に賛美、誇張」した漫画やアニメについて、18歳未満への販売規制の対象とする。登場人物の年齢ではなく、描かれた性行為の違法性などで判断するように改めた。
[asahi.com 社会 2010年11月20日1時51分より引用]
記事を読む限りでは、以前の案では非実在青少年限定だった『販売規制*1』が非実在青少年に限定されなくなっており、「対象を限定」というより「対象を拡張」した感じです。
実際の案を見ていないので確定ではありませんが、もしこれが事実(かつ、自主規制義務が以前のまま)ならば改悪でしかありません。
『今回の改正案には6月に反対した都議会第1党の民主党内にも賛成する声があり』ともありますので、「記事が本当なら、むしろ規制範囲が拡張され、より悪くなっている」という事を、都議会民主党や民主党本部、所属議員などに伝える必要があると思われます。
【追記】月曜日に再提出される都条例改正案の概要が報道発表されるという話も出ていますので、「そう何度も意見は送れない」と考えてる人は概要を見てから送っても良いかも。詳しくはコチラをご覧ください。
*1 以前の案でも『自主規制義務』は極めて広範囲でしたが、『販売規制』は法律に違反した性行為などに限定されていました。