2006-12-22 [J]
■ ニセ科学
マイナスイオン健康にいい 科学的根拠実はゼロ (J-CAST)
マイナスイオンやゲルマニウムが健康にいい。テレビゲームで「ゲーム脳」になる。水に「ありがとう」と言えば綺麗な結晶(氷)ができる。どれも科学的根拠の無い「ニセ科学」であり、それらが蔓延している世の中はおかしいと、2006年12月18日のNHK「視点・論点」で大阪大学の菊池誠教授が話した。
〔……〕
「(ゲーム脳は)教育関者に広く受け入れられていますが、そもそも、ゲームのし過ぎをなんとかしたいというのは科学の問題ではなく、『しつけ』の問題のはず。しつけの根拠を、科学に求めてもしょうがないのです」
〔……〕
「ニセ科学は、科学よりも科学らしく見えているのかもしれません。確かに単純な2分法で割り切れるなら簡単ですが、しかし世の中はそんなに単純にできていません。その単純でないものをきちんと考えるのが重要。それを考えるのが本来の合理的思考、科学的思考なんです。2分法は思考停止にほかなりません」
[Infoseek ニュース2006年12月21日20時8分 より引用]
これを期に、ニセ科学にもっとメスが入ればいいのですが。
>これを期に、ニセ科学にもっとメスが入ればいいのですが<br><br> 「ウソを書いた本は売れて、そのウソを暴いた本は売れない」と言う言葉がございますから、一気に逆転は難しいでしょう。<br> かつて浅見定雄師に中の人が翻訳者と言う「設定」の山本七平である事を暴かれたイザヤ=ベンダサン「日本人とユダヤ人」は、今は山本七平本人の著書としていけしゃあしゃあと売られているし。
どうも御久し振りです。<br>さて、私も、その番組を見まして、ゲーム脳とかが、嘘ものだと、知りまして、本当に、その嘘を本気にしようとする学者の頭の中は戦前の日本人の考えが入っているのかなと思うので、その番組を見て、偽科学というものは、いい加減なものだなと思うのです。
『一気に逆転』は困難にしても、政治・教育関係者などがもう少し似非科学に対する批判的な見かたをしてくれるといいんですけどね〜〜。