2010-04-18 [J]
■ 性犯罪前歴者にGPS
「宮城県警、性犯罪前歴者にGPS端末」
宮城県警が、GPS=全地球測位システムで、性犯罪などを繰り返していた男の居場所を調べられるようにしていたことが分かりました。
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複数の関係者によりますと、性犯罪などで3度の逮捕歴がある宮城県多賀城市の30歳の男は、刑務所から出所した2006年1月、宮城県警の勧めのもと、GPS端末を持たされていました。
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JNNの取材に対し、宮城県警は、「GPSを持つようアドバイスしたが、強制してはいない」などと話しています。
[News i - TBSの動画ニュースサイト(4月17日)より引用]
記事によると、男性がGPS端末を渡されたのは2006年1月とありますが、法務省で性犯罪者のGPS装着が検討されたのは2008年の12月ですので、そういった検討がなされる2年11か月前にGPS端末を持たされていた事になります。
宮城県警によると『GPSを持つようアドバイスしたが、強制はしていない』と話しているそうですが、法務省の検討のかなり前に行われていた事を考えると、県警による出所時の「アドバイス」が、半強制的な側面を持ちかねない事に配慮されたのかの疑問は残ります。
それはそれとして、『性犯罪などで3度の逮捕歴』だと、性犯罪の再犯性が高いかどうかイマイチ測りにくく、消極的な意味での妥当性*1を推し量る事もでけません。
[関連記事] 性犯罪者GPS装着検討
*1 例えば、男性の3度の逮捕歴全てが性犯罪なら、性犯罪の再犯性は高いと見積もれる為、治療的側面からGPSを受け入れる……とか
■ 非実在青少年規制のポイント
だそうです。
① 青少年との「性交(セックス)又は性交類似行為(フェラチオ・アナルセックスなど)」を不当に賛美・誇張して描いた悪質な漫画等(※2)についても、「18禁図書(※1)」として「成人コーナー」に区分陳列し、青少年に販売しないよう、出版社・販売者の自主的な取組(自主規制)を求めます。
② それにもかかわらず、一般の書棚で、青少年に対する強姦等を賛美・誇張している「著しく」悪質な漫画等(※2)が販売されている時は、東京都が不健全図書として指定(※3)し、「成人コーナー」への移動を販売者に義務付けます。
(※1) 「18 禁図書」: 18 歳未満である青少年に対し、閲覧・販売が適当でない旨の表示(「成年コミック」など)を行っている図書類。
(※2) 改正条文の意味をわかりやすく解説するとこうなります。
(※3) 条例と規則で対象を限定し、かつ、第三者により構成する審議会で個別に指定の是非を審議します。
[東京都青少年の健全な育成に関する条例改正案のポイントより引用]
『(※2) 改正条文の意味をわかりやすく解説するとこうなります。』
『(※2) 改正条文の意味をわかりやすく解説するとこうなります。』
……
いやいやいや、『不当に賛美・誇張して描いた悪質な漫画』も、主観が過ぎて法律的にはカナリ分かりにくいですよ。つーか、あの条文がどんなミラクルでそうなるのかw
……こんなミラクル?
出来たらそのミラクル分も過不足なく条文化して下さいな。
まぁ、それでも問題は残るので、個人的には反対すると思いますが。
どうも、御久し振りです。<br>本当に、東京都の役人が作ったものは嘘臭さが100%以上のもので、それを読んで見ると、うめたろーさんと同じ、それでも問題が出てくるもので私も、それに対して、大反対しているのです。<br><br>あと、大阪も東京の猿真似をしようとしているそうですが何か、私達と同じ考えの人達が、その猿真似条例に対しての意見を出しているそうで私も手紙とかで、大阪に、その東京のを猿真似した条例に対しての反対意見を送ろうかなと思うので本当に東京以外の地方は東京のを真似るのが大好きなのかなとつくづく思うものです。
嘘かどうかは兎も角、かなり無理のある条文解釈だと思います。<br>一般常識的にも条文解釈的にも『肯定的に』が『不当に賛美し、又は誇張して』という意味になるなど、ありえないと思いますし。<br><br>大阪は以前から厳しめでしたので、真似とは言えないと思います。