2005-04-24 [J]
■ 「ウイルスバスター」でPC障害
コンピューターウイルス対策会社「トレンドマイクロ」(東京都渋谷区)のソフト「ウイルスバスター」の更新ファイルの不具合により、23日、企業などのパソコンが正常に作動しなくなった問題で、同社は更新ファイルの完成後、不具合をテストしないまま配信していたことが分かった。
週末のため大きな混乱は起きなかったが、専門家からは、「ネットワーク社会が抱える脆弱(ぜいじゃく)性の一端が示された」として、社会全体で対策を講じる必要性を指摘する声が上がった。
[Yahoo!ニュース(読売新聞)より引用]
おいらもウイルスバスター使ってますが、なんとか無事でした。
取り敢えず、朝寝てて良かった。起きてたらカナリの確率で面倒な事になってたかも……。詳細はコチラ↓
2005年4月23日 7:30ごろに公開されたウイルスパターンファイル 594を適用後、一部の環境においてCPUの占有率が100%になる現象を確認しています。
この問題は、同日11:00ごろに公開されたパターンファイル 596にて回避しています。すでに、パターン594が適用されている環境の場合、Safe Modeで起動し、手動でパターン594を削除することにより回避することが可能です。
パターンファイルは通常、以下のフォルダに保存されています。
ウイルスバスター2005
C:Program FilesTrend MicroVirus Buster 2005 内のLPT$VPN.594
ウイルスバスター2004
C:Program FilesTrend MicroVirus Buster 2004内のLPT$VPN.594
パターン削除後は、再起動の上、手動でアップデートを実行してください
[ウイルスバスタークラブセンターお問い合わせより引用]
パターンファイルが594でなければ、無問題みたいですね。
■ ウイルス?
奥村弁護士によると、今回のトレンドマイクロの事例は、犯罪の国際化及び組織化並びに情報処理の高度化に対処するための刑法等の一部を改正する法律(案)の定義に照らし合わせると「ウイルスそのもの」だそうです。
刑事責任については、ネット関係、業務関係は故意犯しかないので、該当する罰条がありませんが、こんなソフトは「人が電子計算機を使用するに際してその意図に沿うべき動作をさせず、又はその意図に反する動作をさせるべき不正な指令を与える電磁的記録」ですから、法案にいう「ウイルス」そのものです。
[奥村弁護士の見解より引用]
いちおう「ネット関係、業務関係は故意犯しかないので、該当する罰条がありませんが」とのことですが。今回の件で、どのくらいトレンドマイクロの信用が落ちたのかしらん?
えぇ、私、コンピュータ(PC)の中古か新品のを買うついでにウィルス対策にウィルスバスターを買おうかなと思っていたのに昨日、テレビのニュースを見て、本当にショックなもので「マイクロの馬鹿!!」と言いたい今日この頃です。
今回の件で改善に乗り出すでしょうから、個人的には、買っても問題ないと思いますけどね>「ウイルスバスター」