2005-03-16 [J]
■ ニャーベトナム
今度は前田タンかニャー
子どもを守ろう どうする性犯罪対策
十三歳未満の子どもを対象にした性犯罪者の「再犯率」は15・9%。犯歴がある者の四割は再び子どもを襲っている−。警察庁が四日まとめた、子どもへの強姦(ごうかん)など暴力的性犯罪の調査結果。窃盗や詐欺と異なり、心身に多大な危害を与える性犯罪の再犯率データをどうみたらいいのか。あらためて専門家に聞いた。
[東京新聞 暮らし(3月15日付)より引用]
だからそれは、再犯者率だってばニャー*1
この15・9%は、調査対象者の前歴を持つ者の中では38・3%になる。つまり、子どもへの暴力的性犯罪で摘発された前歴者のほぼ四割が、以前にも子どもに同様の性犯罪をしていたことを物語る。
[東京新聞 暮らし(3月15日付)より引用]
以前の日記でも言ったけど、ミスリードにも程が有るニャー。再犯者率15.9%は「子どもへの暴力的性犯罪で摘発された者のうち、その殆ど(84.1%)は、過去に子どもへの暴力的性犯罪で摘発されていない者で占められている」を示すんだニャー。
4割と言う数値は、故意に「犯歴なし」の者を無視した数値で意味がないニャー。同じ操作をやれば、別の犯罪でもゴロゴロ4割以上の数値が作り出せるニャー。
最近は性犯罪への量刑も重くなっている。そうした社会的な抑止力が働いてもなお、犯行を繰り返す性犯罪の「再犯」を、「金品が目当ての窃盗や詐欺などと同列には論じられない。性犯罪の再犯率は高いとみるべきだ」と語った。
[東京新聞 暮らし(3月15日付)より引用]
性犯罪に限らず全体的に量刑は重くなってきてるニャー、前田理論だと「それでも犯行を繰り返す窃盗・詐欺の再犯率は高い」と言う事になるのかニャー? きっとそうだニャー。
ただまぁ『量刑の違いがあるのだから、再犯率を同列に見てはいけない』という主張は、一部理解できるニャー。しかしそれはあくまでも、「再犯率が低いからと言って、軽く考えるな」という事で、数値を基に対策を練る場合に、「再犯率を高く見積もる手段」にしてはイケないと思うニャー。
子ども対象・強姦で検挙した被疑者の検挙後の再犯状況を見ると、8割は暴力的性犯罪の再犯を犯していないし、9割は子どもに対しての暴力的性犯罪の再犯を犯していないニャー。更生させる為の対策がとられてなかったにも拘らず、子ども対象の強姦検挙者の大多数の者が、問題とされる「暴力的性犯罪」に走ってないんだから、更生させる為の対策をとれば、再犯はかなり減らせられると思うニャー。
統計が実態とずれる背景には、性犯罪の数自体を把握しにくい問題がある。強姦犯の初犯逮捕時、「被害者は十人目だった」というように、既に複数の犯行を繰り返していた例は多い。こうして表に出ない被害の「暗数」は、統計の少なくとも数倍はあるだろう。
[東京新聞 暮らし(3月15日付)より引用]
窃盗犯の初犯逮捕時とかも、「被害は数百件目だった」というように、既に複数の犯行を繰り返していた例は多いニャー。あと、表に出ない被害の「暗数」を、何故か「再犯」の方にカウントしたがる人が多いような気がするニャー。実際には「一生捕まらない人」が沢山いると思うニャー。
*1 もはや、お約束